[メイン3] GM : ヒマリと京子。二人は『自由』になった━━。
[メイン3] GM : ヒマリが『ヤツら』と化すのも、京子の病状が悪化してしまうのも……あと数日のことかもしれない。
[メイン3] GM : そうだとしても、それまでは━━生きなければならなかった。
[メイン3] ヒマリ : パンデミックになってから初めて、よく息ができますよ
[メイン3] ヒマリ : 思えばずっと生きるために忙しなかった
[メイン3] 入巣京子 : この世界唯一の幸せね
[メイン3] 入巣京子 : ここは本当に静かだわ、誰の喧噪も、何の色彩もなく
[メイン3] ヒマリ : 幸せ…ですか
[メイン3] ヒマリ : 私は、仲間たちこそが幸せだったのに…最後には全部壊して逃げてしまった
[メイン3] 入巣京子 : あえて自分から背負いに行ったからでしょう
[メイン3] 入巣京子 : 何もせずに、私だけが追放されていたとしても、私はきっとこの世界で最後の静けさを楽しんでいたわ
[メイン3] ヒマリ : ああ…ではお邪魔でしたか
[メイン3] 入巣京子 : ……いいえ、一緒に行くと言ったのは私だもの
[メイン3]
ヒマリ :
……でしたっけね
肩の荷が降りてから、全部どうでもよくなっちゃいました
[メイン3]
ヒマリ :
喘息、どうですか
苦しくはないですか
[メイン3] 入巣京子 : 今は大丈夫よ、不思議なくらいにね
[メイン3] ヒマリ : 私も、まだなんともない
[メイン3] 入巣京子 : けれど、長くはない
[メイン3] ヒマリ : どちらから先に死にましょうか
[メイン3] 入巣京子 : ccb<=50 じさつねこにっき (1D100<=50) > 41 > 成功
[メイン3] 入巣京子 : ……私は最後の瞬間まで、このノートを
[メイン3] 入巣京子 : 一時でも長く
[メイン3] 入巣京子 : どうせ発作が起きたら助からないもの、ヒマリさんがその時になるならどこか遠くへ行って欲しいわ
[メイン3] 入巣京子 : けれど、それまでは話し相手ぐらいにはなってくれるでしょう?
[メイン3]
ヒマリ :
ええ。ならよかった
私もね、死ぬ間際までお話ししていたかったんだ
[メイン3]
ヒマリ :
こうして、何にも縛られずに友達と話して…昔をちょっと思いだせる
そんなふうに空想に包まれて死にたい
[メイン3] 入巣京子 : ccb<=50 じさつねこにっき (1D100<=50) > 38 > 成功
[メイン3] 入巣京子 : 私にとっての幸せな空想はこの、あの人の遺したノート
[メイン3] 入巣京子 : 汚れて、かすれたそのノートには猫が様々な方法で自殺する様が描かれていた
[メイン3] 入巣京子 : 瞼を閉じる事も少なくなった、世界そのものがこうして無機質なのだから
[メイン3] 入巣京子 : あの日から……ずっと
[メイン3] ヒマリ : そうですか……
[メイン3]
ヒマリ :
なら私と逆ですね
私は世界に彩がほしくて、仲間を作って、最後もこうしてあなたを道連れにしている
[メイン3] 入巣京子 : 私が彩……
[メイン3] 入巣京子 : 皮肉な事ね。さっきも若狭さんを静かにしようとしたら彼女は叫んでしまうし
[メイン3]
ヒマリ :
人はみんな綺麗だ
それぞれがそれぞれの物語で色鮮やかだから
[メイン3] 入巣京子 : いつも、いつも私の計画は上手くいかない
[メイン3] ヒマリ : ああ、でしたら。お手伝いしましょうか
[メイン3] ヒマリ : 私はあなたより絶対に長く生きてみせます
[メイン3] 入巣京子 : 私だって、最期までは死ぬ気はないもの
[メイン3] 入巣京子 : ああ……成程、それは上手ね
[メイン3]
ヒマリ :
それで…イリスさんがもう喘息でどうにもならなくなって…ノートを愛でる暇もなくなって…
そんなときに私が看取ってあげます
[メイン3] ヒマリ : 最後まで、あなたの物語を守りましょう
[メイン3] 入巣京子 : ……看取られる、私が
[メイン3] 入巣京子 : 昔は最期の時なんて、あの瞼の無機質な世界の様に、誰も居ないまま、そのまま死んでいくと思っていたけれど
[メイン3] 入巣京子 : ……
[メイン3] 入巣京子 : ふふ、やはり良い筋書きだわ
[メイン3] 入巣京子 : 良い物語に触れて来たのね
[メイン3] ヒマリ : 最後くらい、私の手で良い物語を作れていたなら…最高ですね
[メイン3]
ヒマリ :
ありがとう、イリス
私はきっと良く死ねます
[メイン3]
入巣京子 :
こちらこそ、ヒマリ
私もきっと良く死ねるわ
[メイン3] 入巣京子 : その物語にピリオドが打たれるまでは──どうか、この静かな世界を
[メイン3] GM : ━━しかし、セカイはそれを赦さなかった。
[メイン3] GM : 二人はメイン1へ移動しろ
[メイン3] GM :
[メイン3] 弓走 楓 : …りーさん ついに来たな
[メイン3] 弓走 楓 : ここが、日本の中心なわけだが…まぁわらわらといる
[メイン3] 若狭悠里 : 行く前に…るーちゃんのお墓に寄っていい?
[メイン3] 弓走 楓 : そうだな…いいぞ
[メイン3] 弓走 楓 : 私は歩きながら倒すとしよう
[メイン3]
若狭悠里 :
るーちゃん、わたしやつらを何とかする手を探してくる
だから…頼りないお姉ちゃんだけど…応援してね
[メイン3] 弓走 楓 : CCB<=75 弓術 (1D100<=75) > 65 > 成功
[メイン3] 弓走 楓 : おー、わかった
[メイン3] 弓走 楓 : さて…じゃあ行くか
[メイン3] 若狭悠里 : うん…行こう
[メイン3] 弓走 楓 : じゃあ景気づけにまず風遁からだな…
[メイン3] 弓走 楓 : これで空を飛んだこともあったな
[メイン3] 弓走 楓 : CCB<=80 風遁 (1D100<=80) > 99 > 致命的失敗
[メイン3] 弓走 楓 : …まずいな
[メイン3] 弓走 楓 : (このままだとゾンビの中にいってしまう)
[メイン3] 弓走 楓 : …そうだな りーさん
[メイン3] 弓走 楓 : 私も手を貸すから矢をこの気流の中にばらまいてくれ
[メイン3] 若狭悠里 : わかった
[メイン3] 弓走 楓 : CCB<=75 弓術 (1D100<=75) > 100 > 致命的失敗
[メイン3] 弓走 楓 : …ああ、これは本当にまずい
[メイン3] 弓走 楓 : …そうだな。1つ、いいか?
[メイン3] 若狭悠里 : どうするの?
[メイン3] 弓走 楓 : このままだとどっちもゾンビごと全員死んでしまうが…私の血には治療効果がある
[メイン3] 弓走 楓 : 浴びて、君が生きて検体をとってきてくれ
[メイン3] 若狭悠里 : え…
[メイン3] 弓走 楓 : …君が、忍になるんだ
[メイン3] 弓走 楓 : あと、1つ。遺言がある。
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃん…何を言って…
[メイン3] 弓走 楓 : 「私は1つしか嘘を付いたことはない」…アレはウソだ
[メイン3] 弓走 楓 : 私が騙してあなたにるーちゃんを信じさせたし
[メイン3] 弓走 楓 : 入巣ちゃん、いい子だったなぁ
[メイン3] 弓走 楓 : 君の昔の姿が好きだったんだってさ
[メイン3] 若狭悠里 : どうして…
[メイン3] 弓走 楓 : ヒマリちゃんもそうだ
[メイン3] 弓走 楓 : あの子ゾンビ化しながら簡単に逃げたようにみせてさ
[メイン3] 弓走 楓 : …全然燃やせてもなかったし痛くなかったんだぜ?
[メイン3] 若狭悠里 : そんな…わたし…どうしたら……
[メイン3] 弓走 楓 : ああ でさ
[メイン3] 弓走 楓 : キノピオ。るーちゃんが本当のキノピオなら
[メイン3] 弓走 楓 : 魔女で…魔法をかけて嘘をついたピノキオ。
[メイン3] 弓走 楓 : それは誰だと思う?
[メイン3] 弓走 楓 : 私、だ
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃん…
[メイン3] 弓走 楓 : …敵を討つなら今のうちだぞ?
[メイン3] 弓走 楓 : それに、私を殺さないとどっちも死ぬんだ
[メイン3] 若狭悠里 : そんな…できないよ…
[メイン3] 弓走 楓 : そうか…じゃあ
[メイン3] 弓走 楓 : 「1本」残しておいて良かった
[メイン3] 弓走 楓 : …また、になるが
[メイン3] 弓走 楓 : この弓や矢、ゾンビの研究して返しに来てくれ
[メイン3] 若狭悠里 : いや…楓ちゃん…!
[メイン3] 弓走 楓 : じゃあ…またね。
[メイン3] 弓走 楓 : 「魔女は死んで…赤の女王も死んで。アリスは夢から目覚めました」…なんて
[メイン3] 弓走 楓 : 心臓に食い込む感覚。痛み。感じるさ。でも今までもっと強い痛みを君は受けてきた…
[メイン3] 弓走 楓 : なら…痛くない。
[メイン3] 弓走 楓 : 「格好悪い忍者とるーちゃんでごめんな。「りーさん」に言うよ…またな。」
[メイン3] 若狭悠里 : そんな…
[メイン3] 若狭悠里 : わたしを一人にしないで…
[メイン3] 弓走 楓 : 血と肉をばら撒いて、…絶命した。
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃん…!楓ちゃん…!楓ちゃん…!
[メイン3] GM : 悠里はSANチェックをどうぞ。1D10/5D6だ
[メイン3] 弓走 楓 : (せめて、祝福が彼女に…ああ もう k)
[メイン3] 若狭悠里 : ccb<=60 (1D100<=60) > 89 > 失敗
[メイン3] 若狭悠里 : 5d6 (5D6) > 14[1,5,1,1,6] > 14
[メイン3] GM : あまりに凄惨な光景に出逢い、悠里は更なる精神の摩耗を受ける。
[メイン3] 若狭悠里 : やだ…いやだよ…楓ちゃん…!
[メイン3] 若狭悠里 : わたしを一人にしないでよ…
[メイン3] 弓走 楓 : …かふ。
[メイン3] 弓走 楓 : 最期に残せるものが…あった…
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃん!?
[メイン3] 弓走 楓 : この血…少し回復作用があってな
[メイン3] 若狭悠里 : しっかりしてよ…またわたしと遊んでよ…
[メイン3] 弓走 楓 : ほん…と…かっこわ…あはは
[メイン3] 弓走 楓 : …まぁ、結局長くない
[メイン3] 弓走 楓 : 私の血…使って…
[メイン3] 弓走 楓 : たおして…みん…なを…たすけ─
[メイン3] 若狭悠里 : うん…わかったから…楓ちゃんも一緒に……
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃん…楓ちゃん…?
[メイン3] 若狭悠里 : ………………一人になっちゃった
[メイン3] 若狭悠里 : るーちゃんも…楓ちゃんも…
[メイン3] 若狭悠里 : わたしを置いていくんだね…
[メイン3] GM : 壊れかけたガラスの心臓の、最後の亀裂が生じたかもしれない。
[メイン3] 若狭悠里 : ccb<=46 (1D100<=46) > 4 > 決定的成功/スペシャル
[メイン3] GM : !
[メイン3] 若狭悠里 : でも…楓ちゃんは…わたしに託してくれた
[メイン3] GM : 彼女から託された物。
[メイン3] GM : それの効果は絶大なものだったのは後に明らかになることだろう。
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃんは最後にわたしに「みんなを助けて」と言った
[メイン3] 若狭悠里 : なら…わたしはみんなを助けなくちゃ
[メイン3] 若狭悠里 : 楓ちゃんとの約束を守るために
[メイン3] 若狭悠里 : もう二度とるーちゃんみたいな目に会う子を出さないために
[メイン3] GM : ━━強く、正しく、生きてゆく。
[メイン3] 若狭悠里 : ありがとう、楓ちゃん
[メイン3] 若狭悠里 : わたし…行くね
[メイン3] 若狭悠里 : みんなを助けに
[メイン3]
弓走 楓 :
力は。心からでもなく。恨みも瓦解したとしても。私/あなただから出来たことだ。
だから…
[メイン3] 若狭悠里 : わたし、必ずやりとげてみせるから…!
[メイン3] 弓走 楓 : 「力を。元気を出して」
[メイン3] 若狭悠里 : 新たな決意と思いを胸に、若狭悠里は目的地を目指して動き出す
[メイン3] 若狭悠里 : 未来に希望が待つことを信じて